これまで電子辞書 SHARP Brain では外付けの SD カードによる Linux の起動が実現していましたが、内蔵ストレージである eMMC による起動はまだ対応していませんでした。最初のブートデバイスである EEPROM の内容をリバースエンジニアリングするところから始めて、不明であった eMMC (Windows) へのブートシーケンスを明らかにしました。その上で、U-Boot を eMMC からのブートに対応させ、Windows がインストールされた領域を Linux で完全に上書きした状態で起動させることに成功しました。
詳細は、情報科学若手の会2022にて発表した以下のスライドをご覧ください。