ポータブルモードかつ USB でない方法でデジタル音声を得るため、解析により Nintendo Switch の回路から I2S 音声が得られる箇所を発見し、汎用 DAC 向けに S/PDIF に変換する回路を実装しました。
ポイント
- 音声処理チップ (Realtek ALC5639) の近縁機種や Linux kernel から得られる情報により入出力を推定し、実際に推測した箇所からデジタル音声が出ていることを発見
- Philips の I2S 規格に準拠した I2S RX をフルスクラッチで実装し、S/PDIF TX(こちらは OpenCores より実装を拝借)と結合して I2S → S/PDIF 変換を実現
- 極めて低コストな GOWIN LittleBee およびそれを実装した SiPeed Tang Nano を利用することで、たった800円でリアルタイム信号変換ロジックを実現
リポジトリ
GitHub: puhitaku/nintendo-switch-i2s-to-spdif