SHARP社の電子辞書「Brain」シリーズのアグレッシブな解析により、SoCや各種パーツの電気的接続を明らかにし、Linuxのブートで使用されるU-Bootのポーティングを実現しました。
おほっ゛きたぁあぁあ゛^^^〜〜〜(ガンギマリ)
— Takumi Sueda (@puhitaku) 2019年8月12日
BrainでU-Boot来ました〜〜 pic.twitter.com/b0hdqQLO4H
ああ〜〜ようやくBrainで画面表示できた…さてこれからはLinuxのドライバ実装や pic.twitter.com/ONrCGJtWpj
— Takumi Sueda (@puhitaku) 2020年8月23日
ポイント
- 製品を分解するだけでなく、SoCをヒートガンで剥離するなどのアグレッシブな解析によりボードの詳細な構成を明らかにした
- 汎用なデータシート以外に事前情報の無い状態で、テスター・オシロスコープ・ロジックアナライザー・自作治具・Windows CE向け解析アプリを駆使しポーティングを進めた
- LPDDRメモリの初期化すらできなかった状態から、メモリの初期化・IO設定・microSD読み書き・ディスプレイインターフェース初期化に至るまで大きく手を加えた
リポジトリ
GitHub: brain-hackers/u-boot-brain